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  パソコン1台で始める、本当のCRM。新規顧客開拓にも、既存優良顧客の固定化にも実力発揮!  
  - デシル分析、RFM分析の具体的な操作例(2) -  
  RFM分析をはじめましょう。

デシル分析よりも少し複雑ですが、利用効果の高い結果が得られます。

RFM分析のおさらいをするときは、こちらをクリック

 
 
(1). デシル分析と同様、顧客分析指示画面の対象期間の欄に、分析を行おうとする取引データ の取引日の範囲を指定します。
指定がない場合は登録されているすべての取引データが分析対象になります。

RFM分析の場合は、ランク付方法も指定します。

RFM分析基準値というのは、R,F,Mそれぞれについて、どういった基準でランク付けするかの決め事 で、自由に設定することができます。いわば絶対評価を行うための判断値です。

この基準値を使用する場合は、設定基準値 を選択します。

人数均等割 を選択すると、対象期間の取引データを単純に上位から数で均等にランク分けします。 顧客を相対的にランク付する場合に使用します。
 
  最新分析結果表示は、すでに分析処理が終わったあとで結果をもう一度見たいときに使用します。
対象期間と分析方法の指定は必要ありません。RFM分析を選択して最新分析結果表示をクリックすると
一番最近行ったRFM分析処理の結果が表示されます。

  
(2). RFM分析を選択して、分析実行をクリックすると実行確認メッセージが表示され、OKをクリックすると分 析処理を開始します。
 
  実行確認メッセージです。OKをクリックすると処理が始まります。

 
 
  処理中の画面です。デシル分析よりも少し、時間がかかります。

 
(3). 処理が終了すると、RFM分析の結果画面が表示されます。 上の4つのタブに表示される表が分析結果を表します。
 
  【RFM分析結果の見方】

RFM分析の結果は4種類の表に表示されます。
Recency(最新取引日)、Frequency(取引頻度)、Monetary(取引金額) 各々の表と、R/Fクロス集計表です。
表の名前のついたタブをクリックすると各々の表を見ることができます。

ランク付けは何段階と決っているわけではないのですが、営業BRAINでは最も利用実績があり解りやすい5段階評 価を採用しています。5が最もよく、1が一番悪い評価です。

最新取引日について言えば、最近買ってくれた客ほど良い客という判断をします。
取引頻度、取引金額については多いほど良い客ということになります。


この例のように、ランク付方法に「設定基準値」を選択した場合は、1〜5までのランクの人数が均等には入っていません。
1や2のランクに偏っている場合は、設定基準値の設定に問題があるのかもしれません。
しかし見方を変えれば(目標値=設定基準値)に届かない顧客が多く、営業努力が必要という判定にもなります。


この例では次のような基準値で判定しています。

  ●Recency(最新取引日)
     R5 : 過去1ヶ月以内
     R4 : 過去1ヶ月を越えて、3ヶ月以内
     R3 : 過去3ヶ月を越えて、7ヶ月以内
     R4 : 過去7ヶ月を越えて、12ヶ月以内
     R1 : 過去12ヶ月より前


  ●Frequency(取引頻度)、
     F5 : 15回以上
     F4 : 10回〜14回
     F3 : 5回〜9回
     F4 : 2回〜4回
     F1 : 1回


  ●Monetary(取引金額)
     M5 : 100,000円以上
     M4 : 70,000円以上、100,000円未満
     M3 : 30,000円以上、70,000円未満
     M4 : 10,000円以上、30,000円未満
     M1 : 10,000円未満


各結果表の詳細情報を見てみましょう。
  
(4). Recency(最新取引日)、Frequency(取引頻度)、Monetary(取引金額) 各々の表では、 それぞれのランクの行をクリックすると、 各々のグループのメンバーが詳細情報として、下の表に表示されます。
R/Fクロス集計表では、Rランクの行、Fランクの行、交点のセルのいずれをクリックしても それぞれの詳細情報が表示されます。
 
  Recency(最新取引日)の詳細情報です。 長い間ご来店いただいていないお客様を見つけるために、R1の行をクリックしてみました。
その結果、マズいことになっているのがわかります。
なんと、このグループにMonetary(取引金額)のランクが5のお客様が2人もいらっしゃいます!
累計取引金額をみると、2人ともデシルランク3位以内のお客様なのですが...
せっかくの大口の取引先、なんとかして呼び戻したいものです。


 
 
  Frequency(取引頻度)の詳細情報です。
ちょっと目標値がきびしいかも... F4以上には誰も入っていません。
最上位のF3の行をクリックしてみました。
上の2行目までに表示されているお客様は文句なしの上得意様です。
2行目法人顧客様は少し足が遠のいているようです。注意しましょう。


 
 
  Monetary(取引金額)の詳細情報です。
取引金額が一番多いグループ M5の行をクリックしてみました。
先の2つの表にも現れていた離反傾向のあるお客様がいるものの、概して良いお客様に 恵まれていると言えるでしょう。

 
 
  R/Fクロス集計の詳細情報です。
R1とF1の交点セルをクリックしてみました。
これらのお客様にもう一度ご来店いただくのは難しいかもしれません。
それにしても、「個人015」様をお得意様に出来なかったのは、痛いかも...

 


 
 
  いかがでした?
デシル分析だけでは判らなかったことが、いろいろ見えてきます。

今回対象としたのは、テスト用に入力した、たった30件の取引データですが、それでも分析を行わなければ気づ かなかったことが、はっきり数値として把握できました。

簡単な操作で行えるので、ぜひとも手軽に利用して効果的なプロモーション策定に役立てていただきたいと思います。


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